ホシデン株式会社(大阪府八尾市、 代表取締役社長:古橋健士、以下「ホシデン」)と、アゼアス株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役社長:黒田良、以下「アゼアス」)は、アゼアスが展開する「アゼアス・スマート・プロテクション・システム(“ASPS”)」の基幹システムとしてホシデンのMEDiTAGおよびクラウドシステムを活用し、共同してサービス提供を行いますことをお知らせいたします。
総合電子部品メーカーであるホシデンは、防護服事業を主力とするアゼアスとは接点がありませんでした。しかしながら、アゼアスは防護服を着用した作業員の体調管理を目的としたサービスを模索、一方でホシデンは体調管理が可能なウェアラブル機器を用いたIoTシステムのサービス展開を開始しており、同じ目的を共有することができました。
今回のアゼアスへのクラウドシステムの提供は、ホシデンがIoT事業に取り組んだ結果、情報通信技術はシームレスで、業界の垣根がなくなることを示す先駆けとなります。
現場で働く作業者の身を守るためには、防護服などで防護すると同時に、作業者の体調や、目に見えにくい心身への負荷にも配慮することが重要にもかかわらず、これまで身体状況のモニタリングは、見過ごされがちでした。このような環境の中で、熱中症などにつながる心身への負荷を可視化し、従業員の健康・安全への取り組みを支援するため、アゼアスは「アゼアス・スマート・プロテクション・システム(“ASPS”)」を提供し、その基幹システムとしてホシデンがMEDiTAGを活用したクラウドシステムを供給いたします。
ASPSは、高性能なリストバンド式のバイタルモニタービーコンMEDiTAGが、着用者の心拍数、姿勢などのデータをリアルタイムでモニターしながら、バイタルモニタービーコンMEDiTAG内のアルゴリズムで解析した結果をゲートウェイ経由でクラウドに蓄積し、着用者の体調やストレスの変化をタブレットやPCなどの画面に表示し、アラートを通知することで着用者の安全をサポートするものです。また、クラウドサーバで演算処理することにより着用者の位置情報を提供することも可能です。
ASPSの特徴は下記のとおりです。
1.リストバンド式であるため、装着が簡単で作業者の負担にならないこと
2.1秒間に1回のデータ検知と送信による、精緻な解析が可能なこと
3.リアルタイムで作業者の体調・ストレス管理の見える化が可能なこと
4.専用ゲートウェイを作業現場に配置することで、作業者の位置情報のモニターも可能であること
5.ブルートゥース通信とゲートウェイを使用するため、通信料金が固定であること
将来的には、熱中症のアルゴリズムを共同で開発し、高ストレスな職場や防護服着用現場にとどまらず、工場作業現場や建設・物流現場など応用範囲を広げていく予定です。
アゼアスとホシデンは本年中のサービス提供をめざし、9月20-21日の第55回全国建設業労働災害防止大会および10月17-19日の緑十字展2018(共にパシフィコ横浜)に共同でASPSを参考出展する予定です。
*「MEDiTAG」はホシデン株式会社の商標です
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